一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

EU理事会と欧州議会、消費者をグリーンウォッシング等から守る指令改正案に暫定合意

環境行政 法令/条例/条約】 【掲載日】2023.10.04 【情報源】EU/2023.09.19 発表

EU理事会と欧州議会は、グリーン移行における消費者の権利を高めるため、不公正取引行為指令(UCPD)と消費者権利指令(CRD)の改正案に暫定合意した。この指令改正は、指令の主目的を維持するが、消費者が環境配慮型・循環型の製品・サービスを正しく選択するのを妨げる「グリーンウォッシング」(みせかけの環境配慮)や製品の事実に反する耐久性の訴求等の不正な商業慣行に対処することが目的である。
その主な内容は、
・持続可能性ラベルの根拠となる認証制度の主要素を定義し、ラベルの信頼性を向上。
・今後の環境性能に関する訴求の透明性と監視を強化。
・立証されていない温室効果ガス排出の相殺プログラムに基づく不正な訴求を禁止慣行リストに掲載。
・早期の陳腐化、不要なソフトウェアの更新、製造元からの不当な部品購入義務に対する取引事業者の責任を明確化。
・生産者が提供する耐久性に関する商業保証の情報、及び適合性の法的保証の参照を提示した統一ラベルを導入。
・加盟国が法律変更に対応するための移行期間(24ヶ月)を設定。
【EU理事会】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース