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環境ニュース[海外]

EU理事会と欧州議会、廃棄物輸送規則の改正内容について暫定合意

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2023.12.05 【情報源】EU/2023.11.17 発表

EU理事会と欧州議会は、廃棄物輸送規則の改正内容について暫定的な政治合意に達した。同規則の改正は、問題となる廃棄物のEU域外への輸出減、輸送手続きの更新、規定違反対策の改善を狙いとしている。
2006年採択の廃棄物輸送規則は、廃棄物の移動による人体や環境への悪影響を防ぎ、廃棄物の循環利用を促進するための手続きや管理体制を定めている。しかし、EUから第三国への廃棄物の輸出が大幅に増加するなか、仕向国における廃棄物の持続可能な管理を保証するための細則がないことから環境や健康面の課題が出ている。2021年には欧州委員会がこうした課題に対処するための改正案を採択しており、これに対してEU理事会が検討を行っていた。
改正事項には、EU域外の仕向国の廃棄物管理施設に対する独立の監査要請や、非有害プラスチック廃棄物のOECD非加盟国への輸出禁止、廃棄物の輸送に関する事前通告文書等の電子化などがある。
なお、改正規則が発効するには、EU理事会の常駐代表委員会と欧州議会の環境委員会の承認や正式採択が必要となる。
【EU理事会】

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