国連環境計画、生態系回復に大きく貢献する７つのイニシアチブを「世界回復フラッグシップ」に認定

【自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2024.02.29 【情報源】国連／2024.02.13 発表

国連環境計画（UNEP）は、大規模かつ長期的な生態系回復に取り組む優れた活動にあたるとして、世界各地の7つのイニシアチブを「世界回復フラッグシップ」に認定した。以下に示すこれらのイニシアチブは、国連からの技術支援や資金援助を受けることができ、合計で約4,000万ヘクタールの生態系回復と約50万件の雇用創出が見込まれている。
・地中海沿岸の森林再生
・インダス川流域の自然再生
・アンデス地域の森林保護・再生
・スリランカのマングローブ林の保護・育成
・ネパールのテライアーク地域の森林生態系の回復
・アフリカにおける緑化
・アフリカにおける自然再生や植林
UNEPによると、世界の国々が、合計で中国の面積を上回る約10億ヘクタールの自然再生を約束しているが、この進捗状況などはほとんど知られていない。UNEPは、国連食糧農業機関（FAO）と共に主導している「国連生態系回復の10年」の取組の一環として、2022年から、世界の自然再生の取組に大きく貢献するイニシアチブに対して同フラッグシップ認定を行っている。

【国連環境計画】