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環境ニュース[海外]

イギリス、新たに13の海洋保護区で底引き網漁を禁止

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2024.04.09 【情報源】イギリス/2024.03.22 発表

イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)によると、イングランド沖合の海洋保護区(MPA)において、脅威にさらされている種と生息地を保護するため底引き網漁を禁止する新規則が発効した。
ピンクウミウチワ、ロスワーム、海綿など貴重な海洋生物の生息地である礁や岩場は、底引き網漁による影響を大きく被る。これらの種は海洋生態系の機能にとって不可欠であり、また商業的な漁業資源も含む広範な食物連鎖を支えている。新規則では、新たに13のMPAにおいて、これらの生息地がある海域での底引き網漁が禁止され、既存の禁止海域と合わせて約18,000平方キロメートルが有害な漁業活動から保護される。
規則を実施する海洋管理機構(MMO)のウィリスCEO代理は「2024年末までに54のイングランド沖合の海洋保護区すべてを漁業活動から保護するという目標に、また1歩近づいた」と新規則の発効を評価した。2022年6月発効の旧規則では禁止対象が4つのMPAだったが、遵守状況は良好であったという。

【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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