一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

学術研究上重要地域の保護・管理に関する新ガイダンスを発表

自然環境 自然公園】 【掲載日】2003.05.20 【情報源】イギリス/2003.05.08 発表

 イギリス環境・食糧・地方事業省は、5月8日、学術研究上重要地域(Sites of Special Scientific Interest : SSSIs)の保護と管理に関する新たなガイダンスを発表した。SSSIsは、野生生物の生息地や地質学上重要な地点などの自然遺産となるもので、現在イングランドで4000ヵ所以上が指定されている。
 今回公表されたガイダンス「学術研究上重要地域‐よりよいパートナーシップのために(Sites of Special Scientific Interest: Encouraging Positive Partnerships)」は、SSSIsに利害関係を有する人々に対し、アドバイスや勧告、情報を提供するもの。特に、イングリッシュ・ネーチャーの権限が、SSSIsのためにどのように使われるべきか述べられている。
 このガイダンスはSSSIsの保護に関する法令をしっかりと理解することが目的であり、土地所有者に新たな負担を課すものではない。SSSIsの管理のために、イングリッシュ・ネーチャーと土地所有者や管理者との間に建設的なパートナーシップを構築するよう強調している。また、同ガイドでは「2000年田園地域及び通行権に関する法律(Countryside and Rights of Way Act 2000)」によって変更された、イングランドとウェールズのSSSIsの保護・管理についても触れている。
 なお、SSSIsの有効な管理と保全は、イングランドの生物多様性戦略(2002年10月発表)の目標達成に寄与するものであり、2010年までにSSSIs全体のうち95%が望ましい状態となるようにする という政府目標を達成するためにも不可欠と考えられている。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク