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環境ニュース[国内]

太平洋・島サミット、沖縄イニシアチブと共同行動計画を採択して終了

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2003.05.20 【情報源】首相官邸/2003.05.17 発表

 2003年5月16日から、沖縄県名護市の万国津梁館で開催されていた「日本・太平洋諸島フォーラム首脳会議」(太平洋・島サミット)は日本と太平洋島しょ国の協力内容を盛り込んだ首脳宣言「沖縄イニシアチブ」と共同行動計画をサミットの成果として採択して17日に閉会した。
「太平洋・島サミット」は日本と太平洋諸島フォーラム(PIF:Pacific Islands Forum)メンバー国との首脳レベルでの対話構築を目的とした会議で1997年に東京で第1回会合が開催された。
 第3回目にあたる今回の太平洋・島サミットは、小泉首相と太平洋諸島フォーラムの議長ガラセ・フィジー諸島共和国首相が共同議長を務め、(1)安全保障、(2)貿易・投資、(3)開発・保健、(4)教育、(5)環境−−の5つの重点分野につき議論が行われ、特に環境問題と教育問題については、各国首脳の間で問題意識が共有され、多くの具体的な提案がなされた。
これを反映し「沖縄イニシアチブ」では、安全保障強化、教育の改善、保健・衛生の改善、持続可能な貿易と経済成長、安全で持続可能な環境の5項目について参加国が共同で取り組むとの政策目標に掲げ、また、共同行動計画ではこれら5項目の重点政策の実現のための具体的な取り組みの方向性を明示した。
 なお環境分野の行動計画としては、太平洋島嶼国が世界で最も貴重で美しいが壊れやすく脆弱な生態系を有しているとの認識のもとに、廃棄物処理、環境・天然資源の保護と持続可能な利用、地球温暖化、島嶼国の脆弱性・災害対策−−の4項目について行動の方向性が示されている。【首相官邸】

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