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環境ニュース[国内]

自動車用燃料品質の方向性案への意見募集結果を公表

大気環境 交通問題】 【掲載日】2003.07.30 【情報源】資源エネルギー庁/2003.07.29 発表

 資源エネルギー庁は平成15年7月4日から23日まで実施していた総合資源エネルギー調査会石油製品品質小委員会がまとめた「今後の自動車用燃料品質のあり方について(第2次報告)」意見募集をまとめ、15年7月29日付けで公表した。
 第2次報告は2002年にまとめた第1次答申で今後の課題とされていた、自動車燃料中硫黄分規制値の更なる引き下げ、強制規格への新しい規格項目の追加についてとりまとめを行ったもの。
 自動車燃料中硫黄分規制値について(1)軽油中の硫黄分を2007年から10ppm以下(サルファーフリー)とすること、(2)ガソリン中の硫黄分を2008年から10ppm以下に低減すること、(3)硫黄分10ppm以下の軽油・ガソリンを2005年以降のできるだけ早期に供給開始していくこと−−などが盛り込まれ、強制規格についても(4)ガソリンの規格項目にオクタン価、蒸留性状、蒸気圧、含酸素を追加し、含酸素率については1.3質量%以下を規制値とすること(ただしエタノールの混入率は別に3体積%以下と定める)、(5)軽油の規格項目に引火点、10%残油の残留炭素分、動粘度、密度を追加すること−−が提言されている。
 公表内容によると期間中寄せられた意見は2件。「ガソリンのサルファーフリー化が早期に実現されるよう、事業者への支援策を講じるべき」といった意見があった。これに対し資源エネルギー庁では「報告案でもサルファーフリー燃料の早期供給を行う事業者への支援策が必要としており、今後、支援制度の具体的な方向性について政府部内で検討を進める」との考えを示している。【資源エネルギー庁】

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