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環境ニュース[国内]

IWC保護委員会について日本がメキシコ、米国と協議

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.08.06 【情報源】水産庁/2003.08.05 発表

 水産庁と外務省の漁業交渉担当者らは2003年7月下旬にメキシコと米国を訪問し、国際捕鯨委員会(IWC)についての2国間協議を行った。
 7月28日に開催された日・メキシコ協議、7月30日に開催された日米協議の双方で、日本側は「保護委員会の設立は、鯨を保護しながら持続的に利用するというIWC条約の趣旨に反している。一方で改訂管理制度(RMS:捕獲数を科学的に算出し捕獲を監視・規制する制度)の議論については全く進展がないため、IWCに対し日本国内には強い反発がある。保護と利用のバランスをとることを含め、IWCの改善が必要だ」との主張を両国に伝えた。
 これに対しメキシコ側は「従来のIWCの議論は保護の議論が欠如しており、保護委員会の設立はまさに保護と利用のバランスをとるためのものだ」と日本と全く異なる見解を提示。「しかし全ての国が参加できるよう、日本と話し合いを行う用意がある」と回答した。
 また米国もメキシコ同様、「保護委員会の設立はIWC条約の趣旨には反していないと判断した。ただし保全委員会で扱う議題をバランスよくするための議論を行う用意はあるので、日本の参加を期待する」との回答を示した。【水産庁】

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