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環境ニュース[国内]

2003年度第2期北西太平洋鯨類捕獲調査の沖合域調査が終了

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.08.14 【情報源】水産庁/2003.08.13 発表

 2003年5月17日から実施されていた2003年度第2期北西太平洋鯨類捕獲調査の沖合域調査が2003年8月8日に無事完了した。
 北西太平洋鯨類捕獲調査は、国際捕鯨委員会(IWC)を設置した国際捕鯨取締条約第8条に基づき実施している調査で、1994年から1999年まで実施したミンク鯨の系統群調査を主目的とした第1期調査が終了し、2000年からは鯨と漁業の競合関係の解明を目的とした第2期調査が開始されている。
 今回の沖合域調査では、調査対象鯨種のミンククジラ、イワシクジラ、ニタリクジラ、マッコウクジラのほか、多くの鯨類が大量に存在することが目視調査で確認された。
 また捕獲した鯨の胃の内容物を調べた結果では、ミンククジラ、ニタリクジラ、イワシクジラの胃からはオキアミ類、カタクチイワシ、サンマといった漁業対象種が、マッコウクジラからは中深層性のイカ類が多量に発見されたことが報告されており、特にミンククジラについてシロサケやシマガツオといった中型魚類の補食を確認したのは「特筆すべき点」とされている。 これらの結果は総合的に分析され、2004年の第56回国際捕鯨委員会で発表される予定。【水産庁】

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