国連砂漠化対処条約第６回締約国会議がキューバで開催

　２００３年８月２５日から９月５日にかけて、国連砂漠化対処条約第６回締約国会議（ＣＯＰ６）がキューバのハバナで開催された。
　今回の会合には約１７０の締約国と国連諸機関、ＮＧＯが参加。
　２００４～２００５年の予算が決定されたほか、劣化した土地の回復など条約履行のために更に取り組むべき内容についての決議採択、地球環境ファシリティ（ＧＥＦ）を新たに条約の資金供与の仕組みとすることへの承認、科学技術委員会の下に設けられた専門家グループの今後２年間の活動計画の承認－－などの成果があった。
　また開発途上国の首脳１７人が参加し開催された首脳級会合では、「砂漠化の影響を受ける地域の人々の暮らしの改善」を中心課題に据えた、砂漠化・干ばつ対策の実施促進を内容とする「ハバナ宣言」が採択された。【環境省】