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環境ニュース[国内]

違反国に対する漁獲能力削減要請を決定 中西部太平洋まぐろ類条約第5回準備会合

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.10.14 【情報源】水産庁/2003.10.07 発表

 2003年9月29日から10月3日までクック諸島のラロトンガで中西部太平洋まぐろ類条約(WCPFC)第5回準備会合が開催された。
 今回の会議には日本、韓国、中国、米国、オーストラリアなど計29か国・地域が参加し、(1)北委員会の手続規則案、(2漁獲能力管理措置、(3)公海における乗船検査の手続き−−などが議題となった。
 このうち、北委員会の手続規則案については、(一)北委員会のメンバーを北太平洋沿岸国と同水域における漁業国とする、(二)北委員会は主に北緯20度以北の水域に生息するクロマグロなどの資源保存管理措置の作成に関する勧告を合意により決定する、(三)(二)の措置に関し本委員会は北委員会からの勧告がない限り、いかなる決定も行ってはならない−−などの内容が盛り込まれ、本委員会の第1回会合で正式に採択される見通しとなった。
 また漁獲能力管理については、(一)漁獲能力抑制を決めた過去の決議に違反しているメンバーがあることに留意し、参加国に決議の遵守を強く要請する、(二)決議に違反したメンバーに対し過剰な漁獲能力の削減を要請する、(三)本委員会の第1回会合で管理措置の追加的選択肢を検討する−−などの決議が採択された。【水産庁】

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