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環境ニュース[国内]

カスピ海保護のための新条約に5カ国が署名

地球環境 海洋汚染】 【掲載日】2003.11.19 【情報源】/2003.11.03 発表

 「カスピ海海洋環境保護のための枠組み条約」の採択及び署名のため、11月3〜4日に、イランのテヘランで関係諸国による会議が開催された。会議には、アゼルバイジャン、イラン、カザフスタン、ロシア、トルクメニスタンの5カ国の大臣が出席した。
 同条約は、5カ国による法的規制としては初の試みとなる。同条約は、締約国に対し、汚染の防止・削減、環境修復、カスピ海の資源を持続可能な方法で利用すること、環境保護のために締約国間で、また、国際機関と協力していくことなどを求める。産業汚染や有害廃棄物による汚染、魚類や海洋資源の過剰採取、生息地の破壊といったカスピ海の危機的状況を打開するため、地域での協力を促すものとなるだろう。
 なお、各国が批准するまでには2年程度かかる見込みだ。【UNEP】

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