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環境ニュース[国内]

太平洋系マサバ資源回復めざし、まき網漁船69隻が初の一斉休漁

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2003.11.25 【情報源】水産庁/2003.11.19 発表

 2003年11月18日正午から19日正午にかけて、千葉県の銚子漁港と茨城県波崎漁港の大中型まき網漁船計69隻が2003年10月に作成された「太平洋系マサバ資源回復計画」に基づく初の一斉係船休漁を実施した。
 「資源回復計画」は悪化傾向にある日本周辺水域の水産資源の積極的な回復を図る資源管理の取組み方針として策定されるもの。
 太平洋のマサバは1970年代には資源量が400万トンあり、漁獲量も1978年には147万トンのピークを記録したが、その後資源状態が悪化し、1990年には漁獲量が2万トン程度まで低下。現在も0〜1歳魚の多獲により資源が回復せず、漁獲水準は10万トンに満たない状況にある。
 「太平洋系マサバ資源回復計画」は、数年間隔で稚魚が大量発生する太平洋のマサバの特性を利用し、当面大中型まき網漁業を休漁させることにより資源回復をめざす内容となっている。
 なお2003年度中に大中型まき網漁船の一斉休漁を計6回実施する予定で次回の一斉休漁は12月9日正午から10日正午にかけて行われる。【水産庁】

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