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環境ニュース[国内]

大飯原発1号機の漏水原因は部品の摩擦によるばねのゆるみ 関電が報告

エネルギー 原子力】 【掲載日】2003.12.15 【情報源】原子力安全・保安院/2003.12.12 発表

 関西電力(株)は平成15年12月5日に格納容器下部の水溜めの水位が上昇したため、手動停止の上、点検を行っていた大飯原発1号機について、トラブルの原因と対策についての報告をまとめ、15年12月12日に原子力安全・保安院に提出した。
 関電の報告によれば、漏えいした水は1次冷却材が漏れ出ることを防ぐNo.3シール部への補給水で、このシール部の部品の接触部の摩擦が通常より大きいことが判明した。
 このことから関電は部品接触部の面荒れが進行、抵抗が大きくなった結果、別の部品(シールリング)の上下方向の円滑な動きが妨げられ、ばね押さえがゆるみ、補給水の漏水がおこったと原因を推定。
 対策としては、(1)シールを予備品と交換する、(2)他のポンプも含め、バネ力を強化したNo.3シールリング押さえバネに取り替える−−とした。
 なおこの原因・対策は原子力安全・保安院も妥当と判断している。【原子力安全・保安院】

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