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環境ニュース[国内]

有機農産物JAS規格、399件のほ場調査で違反確認されず

エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2004.01.30 【情報源】農林水産省/2004.01.30 発表

 農林水産省は平成16年1月30日付けで、全国の有機農産物の認定生産行程管理者399件を対象に実施した、有機農産物JAS規格の生産方法遵守状況調査の結果と、買い上げ有機農産物333点の残留農薬分析結果を発表した。
 このうち有機農産物JAS規格の生産方法遵守状況調査では、ほ場での確認でJAS規格違反のケースはみつからなかったが、記録確認や書類の不備が判明したケースが15件(全体の3.8%)あり、このうち格付業務を廃止した1件を除く、14件に対して農林水産省消費・安全局長から改善指導が行われ、改善結果の報告が求められた。
 一方、残留農薬分析では、333点中根菜類1点でDDEの残留が検出されたが、この1点についてほ場の再調査を行った結果では、有機農産物JAS規格通り、植付け前2年以上農薬をしていないことが確認されたこと、検出値も食品衛生法に基づく残留農薬基準0.2ppmに比べかなり低い0.01ppmであったことが報告されている。
 JAS法では農林水産大臣により登録された登録認定機関が農家や生産者組合を生産行程管理者として認定し、認定された農家・生産者組合が農産物のJAS規格への適合度を格付けし、JASマークの貼付けを行うことになっている。【農林水産省】

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