１５年産の国産米に含まれるカドミウム　食品衛生法基準値超過はなし

　農林水産省は平成１５年産の国内産米穀を対象として実施した、カドミウム含有調査の結果をまとめ、１６年１月３０日付けで公表した。
　１５年度は、過去３年間に０．４ｐｐｍ以上の濃度のカドミウムが検出された地域を対象とした重点調査で２４２点、それ以外の地域を対象にした一般調査で２，４９８点、計２，７４０点の米が調査された。
　その結果食品衛生法に定められた基準１．０ｐｐｍを超える濃度のカドミウムが検出された米はなかったが、０．４ｐｐｍ以上１．０ｐｐｍ未満のカドミウム含有米は４５点みつかった。
　なお０．４ｐｐｍ以上１．０ｐｐｍ未満のカドミウムを含む米については、政府が買入れ工業用ノリとして処分する予定。【農林水産省】