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環境ニュース[国内]

福島第1原発2・4号機の格納容器漏えい率再検査への立入検査結果を公表

エネルギー 原子力】 【掲載日】2004.02.03 【情報源】原子力安全・保安院/2004.02.02 発表

 原子力安全・保安院は平成16年2月2日、東京電力が行った福島第1原子力発電所2号機・4号機の格納容器漏えい率検査への立入検査結果を公表した。
 福島第1原発では平成3、4年に行った第15・16回定期検査の中で、1号機格納容器検査について悪質な不正が行われていたことが判明したため、1号機が14年11月29日から15年11月28日まで1年間原子炉運転停止処分を受けていたほか、東電の16基の原発すべてで、改めて格納容器漏えい率検査を厳格に再実施するとされていた。
 今回の公表内容によると、2号機の格納容器漏えい率は1日あたり0.047%、4号機の原子炉格納容器漏えい率は1日あたり0.044%で、いずれも判断基準である日0.45%以下であることが確認された。
また、今回の立入検査ではマニュアルや情報共有化手法の改善状況についても確認が行われたが、2号機の「弁開閉チェックリスト」の不備や4号機の異物混入対策など、改善を要する点もみつかったため、保安院では引き続き適切な検査が行われるよう東電を指導するとした。
 なお福島第一原子力発電所ではこれで6基すべての立入検査が終了した。【原子力安全・保安院】

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