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環境ニュース[国内]

平塚市・旧相模海軍工廠跡地周辺の井戸からジフェニルアルシン酸検出

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2004.03.23 【情報源】環境省/2004.03.22 発表

 旧日本軍の毒ガス弾が存在している可能性が高く、地域特定の確実性も高い地域として環境省の調査対象になっていた旧相模海軍工廠化学実験部跡地(神奈川県平塚市・寒川町)付近の井戸でジフェニルアルシン酸が検出されていたことが平成16年3月22日付けの環境省の発表でわかった。
 ジフェニルアルシン酸は自然界には存在しない有機ヒ素化合物で、旧日本軍の毒ガスの分解生成物として発生する。茨城県神栖町の旧日本軍中央研究所・航空隊神之池飛行場周辺で発生した健康被害の原因物質と考えられている。
 今回ジフェニルアルシン酸を検出したのは旧相模海軍工廠化学実験部跡地付近にある平塚市内の井戸1か所で、検出濃度は1リットルあたり0.001ミリグラム(ヒ素換算)だった。
 なお、環境省ではこの結果を受け、対策として(1)旧相模海軍工廠化学実験部跡地周辺とその下流域にある井戸水の飲用中止の周知、(2)井戸水の汚染状況調査の実施、(3)関係省庁と連携した「さがみ縦貫道路周辺地域等化学物質調査検討会」の開催−−に取り組むとの方針を示している。【環境省】

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