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環境ニュース[国内]

革新的な原子力システム技術開発7件について中間評価結果を公表

環境一般 調査/研究】 【掲載日】2004.03.26 【情報源】文部科学省/2004.03.26 発表

 文部科学省は平成16年3月26日、革新性の高い原子炉と核燃料サイクルシステムに関する技術開発事業で、一般公募により平成14年度に採択した技術開発課題のうち、7件について取り組み状況の中間評価結果をまとめ公表した。
 公募は、原子炉や核燃料サイクル施設の規模や方式にとらわれない多様なアイデアの発掘や、大学、研究機関、企業間の連携による競争的な技術開発の促進を目的として実施されたもので、対象となる技術は、現在技術的・工学的に成立性が確認されていないが、技術革新の基盤要素として科学技術的見地から有用な「革新的原子炉技術開発」、「燃料サイクルシステム技術開発」−−とされている。
 今回中間評価が行われたのは、14年度採択課題計17件のうち、事業実施期間が3〜4年の計画となっている事業(注1)。
 このうち「革新的原子炉技術開発」分野の評価対象事業3件では、「高効率・環境調和型超高温ガス冷却高速炉炉心構造体の先進材料システム開発」事業が「継続すべき」と評価されたが、「Pb−Bi冷却直接接触沸騰水型小型高速炉に関する技術開発」と「加速器駆動核変換システムの技術開発」は「継続すべきだが、計画について一部調整の必要がある」と評価された。
 また、「燃料サイクルシステム技術開発」分野の評価対象事業4件では、「酸化物燃料の電解還元処理に関する技術開発」「ウラニルイオン選択的沈殿法による簡易再処理システムに関する技術開発」が「継続すべき」とされた一方で、「SFL応用技術による放射性廃棄物の低減に関する技術開発」が「継続すべきだが、計画について一部調整の必要がある」とされ、「全アクチノイド回収SF簡易処理法に関する技術開発」
は「継続するためには、計画の大幅な見直しの必要がある」と評価されている。

(注1)事業が5年計画の場合には実施3年目に中間評価を受ける。
【文部科学省】

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