中国など４か国がＮＳＧ加盟へ

　２００４年５月２７日、スウェーデンで開催されていた原子力供給国グループ（ＮＳＧ：Nuclear Suppliers Group）総会でエストニア、リトアニア、マルタ、中国の４か国がＮＳＧ加盟が承認され、これら４か国の加盟手続きが完了する２００４年６月１０日にＮＳＧ加盟国は４４か国に達することになった。
　ＮＳＧは１９７４年にインドが、カナダ製研究用原子炉から得た使用済み燃料を再処理したプルトニウムを使用して核実験を行ったことを契機に設立された機関。
　加盟国では「ロンドン・ガイドライン」と呼ばれる原子力関連資機材・技術の輸出国が守るべき指針（法的拘束力は持たない紳士協定）に基づき輸出管理が実施される。
　日本は在ウィーン国際機関日本政府代表部がＮＳＧの連絡事務局を務めるなど、ＮＳＧの活動に積極的な貢献を行っている。【外務省】