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環境ニュース[国内]

約20か国が保護委員会欠席 IWC第56回年次会合

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.07.23 【情報源】水産庁/2004.07.23 発表

 2004年7月19日から22日まで、イタリアのソレントで開催されていた国際捕鯨委員会(IWC)第56回年次会合は、「南氷洋鯨類サンクチュアリ(禁漁区)の撤廃」、「商業的な沿岸小型捕鯨枠の新設」などの日本の提案がいずれも否決されたほか、2003年会合で設立された「保護委員会(鯨の保護強化を目的とした委員会)」でも、同委員会の名称の中に「鯨類の持続的利用」の概念を盛り込むべきという日本の主張が受け入れられず、日本政府が同委員会を欠席する事態になるなど、2003年に続き日本にとって厳しい会議となった。
 ただし保護委員会については日本以外にも20か国近くが欠席したため、議題や予算について合意が得られず審議の進展はみられなかった。
 このほか論点の1つであった鯨類資源の管理制度「改訂管理制度(RMS)」については、デンマークの議長案を基に2005年までに現実的な解決に努めようとする国と議長案に縛られず検討しようとする反捕鯨国が対立したが、次回会合で採択を目指すとの決議が合意された。【水産庁】

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