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環境ニュース[国内]

高病原性鳥インフルエンザの防疫指針案への意見募集開始

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.08.19 【情報源】農林水産省/2004.08.19 発表

 農林水産省は平成16年8月19日、「高病原性鳥インフルエンザに関する特定家畜伝染病防疫指針」案をまとめ、この案について16年9月17日まで意見募集を行うことにした。
 「特定家畜伝染病防疫指針」は発生予防・まん延防止措置を総合的に講じる必要がある家畜伝染病の具体的な措置内容を示す指針。15年6月の「家畜伝染病予防法」改正で同法に新たに盛り込まれ、現在、高病原性鳥インフルエンザ、口蹄疫、BSEについてこの指針が作成されることになっている。
 今回の案は、高病原性鳥インフルエンザの(1)防疫の基本方針、(2)具体的な防疫措置、(3)その他の防疫対応強化策−−について詳細な情報をまとめており、このうち(1)としては、「異常の通報」、「殺処分」「移動制限・家畜集合施設(家畜市場など)の開催制限」「ワクチン」についての考え方をまとめた。
 なおワクチンに関しては、現行のワクチンは症状を軽減するが感染を防御する効力がないとされていることから、無計画な使用がかえって感染の見逃しを助長するおそれがあると指摘。日本の防疫措置としては、早期発見と感染家きんの殺処分を基本とするとしている。
 意見は郵送、FAX、電子メールで受付けている。【農林水産省】

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