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環境ニュース[海外]

UNEP イラクの環境ホットスポット 現地調査へ

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2004.09.30 【情報源】国連/2004.09.14 発表

 UNEPは、9月14日、イラク国内で、環境が著しく汚染された地域、いわゆる環境ホットスポットの現地調査を実施することを発表した。
 調査は、イラク環境省の協力により、UNEPがコーディネートしたもの。最新の研究所で研修を受け、現地調査の技術を習得したイラクの科学者らが、汚染地区の一部で、ヒトの健康や野生生物、環境への脅威を評価するため、調査を実施する。また、科学者らは、UNEPの紛争後アセスメント部とサンプルを共有し、イラクと欧州の研究所の両方でテストできるようにする。
 UNEPのテプファー事務局長は、「イラクでは、様々な汚染物質によって汚染されたと考えられる場所が、300ヵ所以上あると推定される。このパイロット事業では、そのうちの5ヵ所を取り上げる。重要なことは、イラク国内で技能と技術的なノウハウを育むために、イラクの専門家がテストを実施できるよう、UNEPが研修を行うことだ」と述べる。
 事業費470万ドル(5億6400万円)のプロジェクトは、国連イラク信託基金の枠組みの中で承認されたもので、日本政府からの資金提供を受けている。【UNEP】

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