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環境ニュース[国内]

クマ目撃増加の日本海側でえさになるブナ・ミズナラの結実悪化を確認

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.11.05 【情報源】林野庁/2004.11.04 発表

 平成16年に北陸地方をはじめ日本の各地域で、ツキノワグマが人に危害を与えるケースが増加し、その原因としてクマの餌となるブナの結実状況悪化やカシノナガキクイムシによるナラ類の枯損被害が指摘されていることを踏まえ、林野庁は32都府県、166地区に対し、ブナやミズナラの結実状況についての緊急調査を行った。
 調査は16年10月15日から21日まで、都道府県森林保護担当部局や都道府県森林組合職員などに対して聞き取りなどの形で行ったもの。
 日本海側ではブナの結実が約92%の地区で凶作、ミズナラも約78%の地区(北陸3県では約9割の地区)で凶作が確認され、さらにブナかミズナラが凶作となった地区の95%、うち北陸3県では全地区でクマの目撃件数が増加したことが報告されており、これらの地域でクマの生息条件悪化がクマによる被害の増加に結びついていることが推測される結果が出た。
 またブナやミズナラの結実状況の悪化の要因としては、台風の影響をあげた地区が日本海側地域で約43%、特に北陸3県では約79%にのぼり、カシノナガキクイムシによるナラ枯れ現象をあげた地区の割合が日本海側地域で16%にとどまっていたことと対照的だった。
 なお、太平洋側地域についてはブナの結実が凶作だった地区は約3割、ミズナラについても凶作は約1割で、クマの目撃が増加したと答えた地域も約47%だった。【林野庁】

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