一般財団法人環境イノベーション情報機構
北海道、えりも以西海域のマツカワについての「資源回復計画」作成
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.03.10 【情報源】水産庁/2005.03.10 発表
北海道は、えりも以西海域のマツカワについての「資源回復計画」を2005年3月10日までに作成した。「資源回復計画」は悪化傾向にある日本周辺水域の水産資源の回復を漁業関係者や行政が一体となって取組むために策定されるもので、複数県にまたがり分布する資源については国が、分布が一都道府県内にとどまる場合は都道府県が計画を作成することになっている。
えりも以西海域でのマツカワの漁獲量は、ピークであった1967年には59トンあったが、1980年以降はほとんど漁獲されなくなっている。
今回の「資源回復計画」は、2011年以降年間150トンの漁獲量を維持できることを目標に、全長35センチ未満のマツカワが採捕された場合に再放流すること、マツカワの稚魚100万尾を06年度から毎年放流すること、資源回復状況やマツカワの資源特性・放流技術に関する新知見が得られた場合に応じて措置見直しを行うこと−−を盛り込んでいる。【水産庁】