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環境ニュース[国内]

責任ある漁業に向けたRFMO合同会議開催を合意 第26回FAO水産委員会

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.03.18 【情報源】水産庁/2005.03.18 発表

 2005年3月7日から11日にかけて、ローマの国連食糧農業機関(FAO)本部で、第26回FAO水産委員会(COFI)が開催された。
 今回のFAO水産委員会では、(1)責任ある漁業に関する行動規範、国際行動計画の進捗状況、(2)インド洋津波被害、(3)漁業補助金、(4)ワシントン条約、(5)生態系や資源に配慮した方法で漁獲された水産物であることを表すエコラベル、(6)深海漁業、(7)海亀保全と漁業、(8)海洋保護区、(9)複数生物を一括管理するエコシステムアプローチ−−などが議題となり、(1)については、違法・無報告・無規制(IUU)漁船問題などに対応するためのまぐろ類地域漁業管理機関(RFMO)合同会議を07年に日本で開催することが合意されたほか、行動規範と4つの国際行動計画を各国が確実に実施していくことが再確認された。
 また(2)についてはFAOが漁業補助金に関する取組みを継続すること、(4)については、ワシントン条約と国連総会からのサメに関する要請に対応し作業部会を開催すること、(5)については、今回会合直前に政府間技術会合で作成されたラベルのガイドラインの内容、(7)については、04年開催の「海亀保存と漁業に関する政府間会合」での合意内容にもとづき、FAO、RFMO、関係国がそれぞれ海亀保全の取組みを行うこと、(8)については、保護区の技術ガイドラインをFAOが作成すべきこと−−が合意された。
 さらに(6)については、FAOが深海漁業に関する議論に科学データに基づきつつ主導的役割を果たすべきこと、船舶登録国が責任を持って深海漁業管理を行うべきことが確認された。(9)については、次回水産委員会の議題に加えることが提案されたが合意には至らなかった。【水産庁】

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