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環境ニュース[国内]

甲南大学理工学部が核燃料物質入りビン7本の不適正管理を報告

エネルギー 原子力】 【掲載日】2005.04.06 【情報源】文部科学省/2005.04.04 発表

 甲南大学理工学部(神戸市東灘区)は平成17年4月4日午後13時20分頃、同大学内でみつかった核燃料物質の内容を文部科学省に通報した。
 今回通報された核燃料物質は、(1)16年10月から11月にみつかり、放射線障害防止法上の管理区域内の耐火性金庫の中に保管されていた、約262グラムの酢酸ウラニル入り試薬ビン4本、約9グラムの二酸化ウラニウム入り試薬ビン1本、約10グラムのウラン酸ナトリウム入り試薬ビン1本と、(2)17年3月31日にみつかった約264グラムの酢酸ウラニル入り試薬ビン1本。
 (1)は、16年10月に同大で放射性同位元素の不適切な管理が判明した後、大学側が学内を徹底調査した際に発見されたもので、また、(2)は17年2月に文部科学省が全国の放射線障害防止法対象事業所に、放射線管理区域内外に長年放置されている放射性同位元素などがないかを17年3月末までに点検し、報告するよう通知したことに対応し、同大が17年3月31日に学内を再調査した際に発見されたもの。
 甲南大側は、これらの発見された核燃料物質を放射線障害防止法上の管理区域に設置した耐火性金庫の中に保管ずみ。耐火性金庫を設置した部屋の扉表面の放射線量は1時間あたり最大0.15マイクロシーベルトで安全上問題のないレベルであるという。
 なお通報を受けた文部科学省は、ただちに職員を現地に派遣。大学側に今回の核燃料物質が放置された経緯を調査し、今後の対応とあわせて報告するよう要請するとした。【文部科学省】

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