ドイツ、法改正によりコジェネレーションの拡大を推進

　ドイツ連邦政府は、連邦経済・技術省によるコジェネレーション法の改正案を承認した。今回の改正案は、高効率のコジェネレーション施設を拡充し、この分野の技術開発を加速するもの。ドイツでは、国内で発電される電力全体のうち、コジェネレーション施設で発電される電力を、現在の15％から2020年までに25％に上げることを目標としており、コジェネレーション推進策に年間最大7億5000万ユーロを投じることになっている。今回の改正案では、特に熱供給網への投資を重点的に拡大、蓄熱に対しては将来的に投資額の30％までを援助するとしている。さらに発電所にコジェネレーション設備を拡充する施策も援助対象となり、小規模コジェネレーションの推進や、現在あるコジェネレーション施設の近代化が促進される内容となっている。【ドイツ経済・技術省】