ドイツ　訪中を終え、パリ会議における中国政府の建設的な役割を期待

　ドイツ連邦環境省は、中国を訪問中のヘンドリックス大臣が、3日間に渡って開催された政策対談を終え、「中国政府は、COP21パリ会議において阻害役にはならないであろう。中国は、気候保護の改善に明確な関心を示した」と述べた。今回の訪中は、ヘンドリックス大臣が国際副議長を務める「中国の環境と開発に関する国際協力委員会（CCICED）」に出席するため。対談で、中国政府は、合意された目標の達成状況を5年毎に審査するシステムの導入を支持し、さらに自国のCO2排出量を遅くとも2030年以降、削減していくことを約束したという。また、ヘンドリックス大臣は、パリにおいて、中国政府が産業国と発展途上国の仲介役として役割を果たすことを望んでいると述べた。さらに、ドイツ政府は、今回の訪中において、中国政府と、都市化と水資源管理の分野における協力推進を定めた協定を締結した。【ドイツ連邦環境省】