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環境ニュース[国内]

アイカ工業、メラミン化粧板メーカーで初めて森林のCoC認証を取得

環境一般 CSR】 【掲載日】2010.10.16 【情報源】企業/2010.10.12 発表

 アイカ工業は、主力商品のメラミン化粧板に関して、適切に管理された森林で生産された木材パルプを原料にする木材製品の加工・流通認証の「CoC認証」を取得した。メラミン化粧板メーカーとして、日本で初めて。代表的な国際認証制度のFSCとPEFCの双方で取得した。グループ会社でポリエステル化粧板を生産するテクノウッドインドネシアもFSCCoC認証を取得した。メラミン、ポリエステルの両化粧板でCoC認証製品を販売する体制を整えた。

 メラミン化粧板は、メラミン樹脂・フェノール樹脂をそれぞれ印刷紙・クラフト紙に浸透させ、乾燥させた紙を何枚も重ね合わせて高温・高圧で積層形成したプラスチック板で、家具や建築材料に使われる。森林認証を受けたメラミン化粧板は、厚さ1.2mm、幅935mm、長さ1850mmの「3×6サイズ」と、厚さ1.2mm、幅1230mm、長さ2450mmの「4×8サイズ」の2種類あり、それぞれ4色を用意した。

 設計価格は「3×6」が1枚7938円(6枚組み)、「4×8」が同1万4112円(4枚組み)と、従来品と同じにした。4色以外は受注生産で対応する。森林認証対応のメラミン化粧板は11月1日から販売する。同ポリエステル化粧板は2011年1月の販売開始を予定している。ポリエステル化粧板の価格、サイズなどはまだ決まっていない。

 森林認証制度は、森林資源と環境を保全し持続可能な形で生産された木材に与えられる。アイカ工業は木材パルプを原料とする製品を生産していることから、CSR企業の社会的責任)活動の一環として森林認証された原料の確保を進めてきた。今回の認証を機に、2010年4月に策定した新中期経営計画で掲げた「環境配慮型商品の提供の強化」をさらに推進していく。

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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