食品産業で使用されているオーブンのアスベストの使用実態調査結果を公表

【健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2005.12.28 【情報源】農林水産省／2005.12.27 発表

農林水産省は平成１７年１２月２７日までに、食品産業で使用されている調理・製造加工用オーブンのアスベストの使用実態調査結果をまとめ、公表した。
　この調査は食品製造関係団体７３団体を通じ、調理・製造加工用オーブンを所有している食品製造事業者を対象に調査を実施したもの。
　１７年１２月２０日までにうち６０団体から回答があり、１万２，８１２台について調査が完了。この中で４，１２８台がアスベストを使用し、うち７台が未対策で飛散のおそれがあることがわかった。
　なお残りの４，１２１台中、５１８台は飛散防止対策を実施済み、３，６０３台は飛散のおそれがないものだった。
　一方、同時に実施されたオーブン周辺の耐熱用壁、調理用の耐熱手袋のアスベストの使用実態調査については、それぞれ３９６事業所、１０事業所でアスベストの使用が確認されたが、いずれも対策済みか飛散のおそれがないものとされている。
　農林水産省では今後、結果が判明していない施設に対する使用状況の早急な把握、飛散のおそれがあるアスベスト使用機器の廃棄・部品交換の指導などを行っていく方針。【農林水産省】