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環境Q&A

環境値以上の六価クロム溶出土壌で生活することについて 

登録日: 2007年12月05日 最終回答日:2007年12月12日 水・土壌環境 地下水/土壌汚染

No.26128 2007-12-05 11:00:51 ZWlaa0 コロナ

地盤改良により,環境値以上の六価クロムが検出されました。
環境基準値 0.05mg/l に対し 0.23mg/lです。
地盤改良は新築施工業者に込みで依頼したのですが,建築施工業者はその土地の上と周辺に汚染されていない土を盛り土し,建築するように提案しています。

このような土地で生活しても問題ないのでしょうか。

また,除去以外に環境基準値以下にする方法をご存知でしたらお教え頂けると幸いに存じます。

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No.26219 【A-8】

懸念その2

2007-12-12 20:15:15 チロ☆ (ZWla054

あと気になるのが...
土地の資産価値が下がってしまったこと。
不溶化した場合、恒久対策ではないので、土地売却時に汚染除去費用が引かれるカモ。
売却時は汚染の状況も説明しなきゃイケナイです。

汚染除去させるのが、今は一番だと思うなぁ。
あまり時間かけると溶出して広がっちゃうし、地下水にいったら大変ね。

No.26178 【A-7】

Re:環境値以上の六価クロム溶出土壌で生活することについて

2007-12-09 10:07:13 Dr.ゴミスキー (ZWl651d

 皆様の回答を読んでいると危惧する点があります。

 六価クロムは、政府・自治体や企業が説明していることよりも深刻な状態を招いています。

 それは、東京都が指導して処理した案件(東京都江東区大島のN化学工業の六価クロム事件)の後遺症(環境汚染)が現在も続いているからです。

 現在も六価クロムの被害対策に取り組んでいる住民団体(例えば、廃棄物を考える市民の会)も存在します。

No.26154 【A-6】

Re:環境値以上の六価クロム溶出土壌で生活することについて

2007-12-07 10:38:34 K (ZWl6c9

>薬剤での不溶化については施工業者が現在提案しているものかもしれません。
>ご指摘のとおり地盤強度が低下するのでそれをするのかどうか今度話し合いを持ちます。

不溶化剤もピンキリです。
現在地盤はアルカリ性になっていると思いますので、その状態で六価クロムを不溶化させ、かつ、施工後に再溶出しない薬剤を選定する必要があります。

配合試験も行わない業者がそこまでの知識があるのか疑問ですので、慎重に事を運ぶのがいいのではと思います。

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます。

おっしゃる通り,今回のことがございますので薬剤の不溶化をするにしても専門家に意見を求る等して,施工業者にまかせきりにせず,慎重に進めたいと思います。

No.26153 【A-5】

Re:環境値以上の六価クロム溶出土壌で生活することについて

2007-12-07 09:44:57 (ZWla258

何点か勘違いしてたようなので
多少訂正を・・・

・土量で試験数が変わるのは現場試料でした
しかも室内配合試験で基準超過しなければ、やらなくてもOK
(土質等により例外あり)
・民間工事はCr(Y)の溶出試験が義務付けられていない

ただ、そうなると何で現場改良土のCr(Y)溶出試験したのかが不明なんですよね・・・
個人宅の改良なのか?マンション新築の為の杭打ちなのか?分譲住宅一帯を改良したのか?
そして、元々その土地が何だったのか?


行政窓口は
「住んでいる市町村」「環境」とググれば
出てくると思います。

回答に対するお礼・補足

個人宅の改良です。表層改良で普通ボルトラントセメントと土壌を混ぜました。
個人宅であるため事前試験は行われませんでしたが,地盤改良を見学に行き使用されている改良材を調べたところ不安になりましたので,こちら(施主)で検査機関に検体を送付しました(検体の採取方法等は検査機関の指導に従いました)。数値が検体により異なっているのは,二箇所別の部分からサンプルを採取しており,施工がいい加減で配合が均一でないからかと思われます。
もともとは畑です。そちらを整備して住宅用地として売り出されていたものを購入しました。
同じ敷地内の改良されていない土壌も検査してもらいましたがそちらからは検出されておりません。

行政窓口についてはこちらで調べて見ます。ありがとうございました。

No.26140 【A-4】

Re:環境値以上の六価クロム溶出土壌で生活することについて

2007-12-06 17:03:06 (ZWla258

改良土量はどの程度なんでしょうか?
土量により配合試験段階でのCr(Y)溶出試験をしない場合もあるのですが・・・

>>環境基準値 0.05mg/l に対し 0.23mg/lです。
と、おっしゃってる所をみますと
打設後のチェックボーリングの分析結果なんですよね?
タンクリーチング試験はどうなんでしょう?
というかσ7?σ28?どちらの分析結果なのだろぉか???

配合試験をパスして実施工で基準超過だとしたら
@配合試験と実施工のセメントの質が全く違う
A実は配合試験も基準超過だった

@だったらセメント会社の責任
(試験と実施工で同ロットのセメント使用だったはず)
Aだったら施工業者の責任ということになります
(室内配合のCr(Y)溶出試験を忘れる業者も多いです)

また近年セメントの質は非常に悪く
室内配合試験で基準超過なんてざらにあります
5〜6年前にはCr(Y)自体含まれていなかった高炉Bでも
現在は検出されます。
(個人的には原料スラグの質の低下だと思っていますが。。。)
http://www.taiheiyo-cement.co.jp/news/news/070806.pdf
↑こんな事もありましたし
ぶっちゃけた話、セメントってのは有害物質です。
設定された元々の安全基準自体も
セメント単体の溶出試験では環境基準を超えちゃいます。
http://www.jcassoc.or.jp/cement/1jpn/jd4.html

ちなみに公共工事でさえこういうことがあります
http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/press/200711/008701.html

責任がどこにあるのかハッキリさせ行政に相談するのがベターだと思いますが・・・
K様のおっしゃられてるように現状のままでの不溶化は難しいですね。

回答に対するお礼・補足

ご回答頂きありがとうございます。

事前の配合試験はしていないようです。
ですので施工業者の責任となると思われます。

行政への相談なのですが,どちらの窓口に相談したらいいのかご存知でしたらお教えいただけると大変助かります。
責任を問い,補償をとるには訴訟も視野にいれなければならないのかなと思っております。

No.26139 【A-3】

Re:環境値以上の六価クロム溶出土壌で生活することについて

2007-12-06 11:53:53 ぜろえみっしょん (ZWl573a

六価クロムで汚染された土壌の取り扱いについては、国土交通省の『通達に関するQ&A』のQ−10が参考になるのではないかと思います。
http://www.mlit.go.jp/tec/kankyou/kurom/pdf/qa.pdf
ここでは、搬出することを前提にその指針をまとめられているようです。
【指定区域以外の土地から搬出される汚染土壌の取扱指針について 】
http://www.env.go.jp/hourei/syousai.php?id=6000057
ご参考までに

回答に対するお礼・補足

ご回答頂きありがとうございます。

お教えいただいたページを参考にさせていただきます。

No.26132 【A-2】

Re:環境値以上の六価クロム溶出土壌で生活することについて

2007-12-06 08:10:17 K (ZWl6c9

>地盤改良により,環境値以上の六価クロムが検出されました。
>環境基準値 0.05mg/l に対し 0.23mg/lです。

今現在も同じレベルの濃度なのでしょうか?
日数が経つにつれて濃度が下がる場合もあります。

>このような土地で生活しても問題ないのでしょうか。

上水道を利用して、地下水を利用されていなければ大丈夫だと思います。
周辺に井戸があって、それを飲料用に利用されていたりしますと問題ありですが。

>また,除去以外に環境基準値以下にする方法をご存知でしたらお教え頂けると幸いに存じます。

濃度を下げるための薬剤(不溶化剤)というのがあります。
ただ、汚染された土壌と混合する必要がありますので、地盤強度は低下します。
強度を上げるために再び地盤改良をする必要が出てくるわけです。

回答に対するお礼・補足

ご回答頂きありがとうございます。

今現在の濃度につきましては,現在施工業者が検査機関に依頼中です。

周辺に井戸があるかどうかはまだ未調査なのですが,調査をしなければならいと思っております。

薬剤での不溶化については施工業者が現在提案しているものかもしれません。ご指摘のとおり地盤強度が低下するのでそれをするのかどうか今度話し合いを持ちます。

No.26131 【A-1】

Re:環境値以上の六価クロム溶出土壌で生活することについて

2007-12-06 06:40:30 たそがれ (ZWla61d

セメント系固化剤による改良土に対する六価クロムの溶出試験は私も多く手掛けております。

通常は施工前にいろいろな配合の試験体を作成し、六価クロムが検出されないことを確認、その後施工に移ります。いきなり施工とは・・・。
旧建設省がこの指針を出したころは結構高濃度で検出されましたが、今は皆さん気をつけておられるようです。あくまで私の経験ですが0.23mg/lも検出される例はごくごく稀です。

お尋ねの健康面のこと、対策のことについては私は素人ですので何も申せませんが、上記を踏まえて、話を優位に進める必要があると思います。

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます。
やはりかなり高い数字と捕らえた方がいいのですね。
ご提案のとおり優位に進めるべくがんばってみようと思います。

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