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環境Q&A

スレート屋根のアスベスト飛散 

登録日: 2008年03月19日 最終回答日:2008年04月04日 健康・化学物質 公害予防/被害

No.27314 2008-03-19 03:25:39 ZWlb0f らーめん大好き

スレート屋根を塗装する際の前処理で高圧洗浄をする事が多いのですが、2006年に日経アーキテクチュアーでその高圧洗浄作業の危険性が報告されています。
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20060310/128014/
同年の第79回日本産業衛生学会でもこの問題は報告されていますが、今も全国でスレート屋根の塗装で十分な飛散防止策をとらないまま高圧洗浄を行っているようです。作業者の健康被害や周辺住民の健康被害についてはまだ認識されている方が少ないように思います。スレート屋根からの飛散防止策については国の指導も十分ではないようです。塗装業界、リフォーム業界ではこの件についてどんな認識をお持ちなのでしょうか。
また、劣化したスレート屋根が風化し、大気中にアスベストが飛散する事も報告されています。このサイトでもスレート屋根は非飛散性であり、切ったり割ったりしない限り飛散しない、という認識が多いようなので、疑問に感じ質問をいたしました。

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No.27523 【A-2】

Re:スレート屋根のアスベスト飛散

2008-04-04 07:51:46 SS (ZWl9b14

国土交通省は各業界団体(塗装業界は日本塗装○○?)などから業界の工法及び安全対策等を検証し、その上で国土交通省が立会いの下に工法を認める?ようなスタンスです。塗装・塗料・建材メーカーの業界が一緒に対策するしかないですね。また現行の石綿則の解釈からいいますと、現場から一切排出してはならないとなっていますので、汚水も下水道他への垂れ流しは違反行為になります。(国土交通省下水道局の見解)縦割り行政の中で問題も多く、現在は有識者会議などという、メンバーはいつも同じ方々で対策会議を開いているような現状です。今、作業員の方の健康障害防止をするためにはマスクの適正な着用しかないと思われますが。日頃、塗装を行っている塗装業界全体でマスクをして作業されていますか?アスベストは元より有機溶剤、じん肺等、基本的なことも視野に入れて塗装業界全体のレベルアップを図る必要があるのではないでしょうか?いずれにしろ、規制を強めれば、工事は進まず、コストもアップする。安全とコストは反比例してしまいますね。解体、改修の基本的な工法及び安全の確立を早めにして、石綿則第9条の適正な費用を出して工事を行うしかないですね。第9条の強化(難しいと思いますが)が健康障害防止につながると思います。

回答に対するお礼・補足

SSさん、回答ありがとうございます。アスベスト問題では国交省、厚労省、環境省がそれぞれの守備範囲だけの対策を打ち出し、横のつながりは無いようです。塗装作業に関しても、作業の安全に関わる事は厚労省、飛散してしまうと環境省の管轄です。同一作業でも対応省庁が複数あるので、きちんとした対策がとられていないのが現状です。業界から問題点をどんどん提起して行政を動かしていくしかないように思います。これ以上被害者が増えないことを切に願っています。

No.27388 【A-1】

Re:スレート屋根のアスベスト飛散

2008-03-26 18:33:44 火鼠 (ZWl8329


騒ぎを拡大したいだけですか?確かに飛ぶのでははいでしょうか?でも、車のブレーキシューは、どうなっているのでしょう?そっちのほうが、飛んでるのではないでしょうか?あっちは、ドライで削れてますよ。高圧洗浄で水を含めば見かけ比重は重くなり、回収されやすいのでは?そののち塗装なら。補修できているのではないでしょうか?
環境対策の延命のために、行ってる対策に、ダメ出しだけしか出さないのもいかがなものかとおもいますが?
問題提起だけでなく。こうしたらどうだろうも考えたらいかがでしょうか?

回答に対するお礼・補足

火鼠さん回答ありがとうございます。ご指摘の通り車からも飛散しています。高速道路の料金所付近や幹線道路の路肩からは高濃度のアスベストが測定されています。2002年製以降の車はアスベストを使っていないようなので近い将来問題は解決されるでしょう。しかし、スレート屋根は2003年頃までに製造されたものにアスベストが入っているので今後数十年は問題が解決されません。高圧洗浄の作業では作業者周辺はもちろんのこと2m離れたところでも高濃度のアスベストが測定されました。全部は回収できないのです。こうした事実がありながら、今でも全国で高圧洗浄が行われているので、作業者がいつか発症しないかと心配なのです。毎日のようにアスベスト被害者が報告されています。潜伏期間が長いだけに、作業者や事業主は危機感を感じていないようにも思います。今後ますます被害者は増えるでしょう。これ以上被害者を増やさないために問題提起をしているのです。決して騒ぎを拡大しようなどという気持ちはありません。こうした問題を表面化させない業界に疑問を感じています。吹きつけアスベストだけが危ないのではありません。また、この対策には金属屋根メーカー各社がいろいろな工法を開発し、飛散防止に取り組んでいます。私が考えなくてもすでに対策はあるので書きませんでした。塗装業界から今後できるだけアスベストによる被害者を出さないために危険な作業はやめて欲しいと切望しています。ご理解下さい。

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