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環境Q&A

省エネルギー法の原単位について 

登録日: 2009年11月17日 最終回答日:2009年11月20日 エネルギー 省エネルギー

No.33692 2009-11-17 11:50:03 ZWla754 クレーム処理班

現在、弊社では省エネ法の第二種特定事業者には該当しておりませんが、原油換算量で見るとギリギリのため、今後に備えて準備を実施しようと考えております。
原単位に関しては、「複数事業を行っているなど、事業者全体としての原単位算出が困難な場合を想定し、個別事業ごとに原単位を求め、その変化率の加重平均により事業者の原単位変化率を求めてもよいこととする。」という但し書きがあります。
現状、各事業部門毎に、原単位の分母に候補として様々な要素が上がっております。
仮に同じ工場内でエネルギーの使用量の区分けが出来ない状態で、A部門は売上、B部門は工数、C部門は人員、D部門は設備の稼動時間となった場合に、定期報告書に記載する工場全体の原単位については、どう表現したら宜しいでしょうか?


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No.33707 【A-1】

Re:省エネルギー法の原単位について

2009-11-19 17:19:53 ronpapa (ZWlba5

以前に↓こんなやり取りをしたことがあります。
 http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=31547
 http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=33474
各種異なった原単位の捉え方のあることや、各社それぞれの実情に則していろいろと工夫しておられることについてなど、当サイト参加者の皆さんからの有用な情報が他にもあるのではないでしょうか。

回答に対するお礼・補足

貴重な情報提供どうもありがとうございました。
他社の方々も、試行錯誤しながら、事業環境に即した原単位を設定していますね。

ハンドルネームの通り、従来は品質の不具合対応が主業務でしたが、今年度に
なり、急遽、環境の事務局に任命され、悩んでおります。
頂いた情報を参考に自分なりに検討していきたいと思います。

No.33712 【A-2】

Re:省エネルギー法の原単位について

2009-11-20 16:40:10 ronpapa (ZWlba5

追加ご参考まで。
〔補足〕
私の理解している「エネルギー消費量原単位」というのは、工場においてはエネルギーコストの一種であり、生産性指標としても用いることのできる(その逆数をとらえた場合には)単位エネルギー投入量当りの生産性管理用数値だと考えての社内運用と啓蒙を図るようにしています。 その意味で、分母に用いる数値の内容が何によって構成されているか、どのような要素によって変化する性質を持っているかを認識・把握しておくことが重要だと考えています。 言い換えれば、原単位を構成する要素の中で、他責によって変動する要素と、自責によって管理可能な要素(改善の成果を反映する部分)を知っておくことが正しい運用方法に繋がると思っているからです。(その意味で、私自身は金額をベースにした原単位管理では、仕入れ価格の変動や値上げ・値下げなどの販売価格や商品構成比率の変動の影響を大きく受けることから、あまり社内では使わないようにしており、できる限りは産出量をベースにしています。)
〔余談〕
実は私も「クレーム処理班」さんと同様に、品質管理/品質保証の実務担当者の時代が長かったので、IE、QC、VEといった管理ロジックに多くを学び、環境管理の理解と推進にも役立っています。

〔本題〕
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/080801/080801.htm (省エネ法のオフィシャル情報サイト)
↓改正省エネ法(工場・事業場)説明資料<*注記>
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/080801/setsumeishiryou.pdf
■上記資料の25ページ目(PDFファイルの28ページ目)に、
「13.事業者全体の原単位の算出方法(2)」
「エネルギーの使用量と密接な関係をもつ値Ⓥ(原単位の分母)を事業者全体で一つに設定できない場合」の図解説明があります。 とりあえず、これが探しておられる答えのひとつにはなるかと思います。

< *注記…上記サイト掲載資料は”2009年5月”付けと旧版のままであり、先日参加した「エネルギー使用合理化シンポジウム」(主催:経産省)における手元配布資料は”平成21年11月”付けの改訂新版のようです。 何故、最新版が遅滞なくサイト掲載されないのか?は不可解ですが、別スレッドに紹介した当該シンポジウムの【実務編】で詳しく説明される機会があると思います。>

回答に対するお礼・補足

重ね重ねのご丁寧なアドバイス、どうもありがとうございます。次回の「エネルギー使用合理化シンポジウム」に出席したいと思います。

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