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環境Q&A

ココイチ ビーフカツ廃棄物転売 

登録日: 2016年01月20日 最終回答日:2016年04月18日 ごみ・リサイクル 産業廃棄物

No.40282 2016-01-20 15:00:41 ZWlf43a 環境花子

廃棄物の仕事に関わるものでまだまだ修行中の身になります。
先日から報道されているココイチのビーフカツの転売についての報道に疑問があるのですが、ココイチから廃棄処理を請け負ったダイコーが転売して廃棄物処理法に反するとなっていますが、ココイチは一切罪には問われないのでしょうか?私が習ったのには、”廃棄物は排出者にすべてに責任があり、適切に処理をされるのを責任を持って管理しなくてはならず、違法した場合は排出者に罰が科せられる”でした。ので、この件においてはダイコーにすべての責任があるような報道ですが、ココイチも適正に処理をされているかの確認はすべきでなかったのでしょうか?マニフェストの管理や年一度の処理施設視察もされていたのかと思いますが。。。。
別にココイチにいちゃもんをつけているのではありません、ただ私の廃棄物処理の仕方の理解度不足なのかと思い質問させていただきました。

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No.40378 【A-20】

Re:ココイチ ビーフカツ廃棄物転売

2016-04-18 17:01:17 棚橋 (ZWleb23

http://www.ichibanya.co.jp/comp/whatsnew/20160409honjitunoitibusinbunhoudounituiteHPkeisaiyou.pdf

ココイチのホームページに掲載されていました。
やはり壱番屋さんは、厳しい罰則を受けてもいいんではないでしょうか?

一般人の感覚からでは
大企業がこんなに簡単な間違いをするなんてありえないような気がします。

(3)のBにあるような言い訳が行政に通用するのでしょうか?
一般廃棄物処理の資格を持っているかどうかなんて
インターネットを見られるならば誰でも検索可能かと思いますし
大企業だったらなおさら厳しく見ていると思います。

それに中小の業者なら(新聞記事等にはならないかもしれませんが)
行政からもっと厳しく対応されるとおもうのですが。。。
(「委託していたのは事実ですが」と記載されている時点でもうアウトだと思いましたが。)

食品リサイクルは私が以前勤務していた木くずのリサイクルとは違い
大変な面もあるとおもいますが
なんだか腑に落ちないような気もしました。

No.40374 【A-19】

Re:社食残飯を無許可処理=一般廃棄物、壱番屋が委託−ダイコー

2016-04-10 17:33:30 Nobby (ZWlcf60

Dr.ゴミスキー様

情報ありがとうございます。

報道がどこまで事実かわかりませんが、
>壱番屋は「産業廃棄物と区別するという認識がなかった」と釈明している。
苦しい釈明ですね。

>壱番屋経営企画室は「担当者に確認したが事実ではない。残飯も微々たる量で、愛知県から『問題にはならない』と聞いている」と反論した。
愛知県が本当に『問題にはならない』と言ったかどうか裏を取って報道しないと駄目だと思います。

ココイチの問題では廃棄物処理の問題点がいろいろ出てきているので、マスコミには個々の問題の追及に終わるのではなく、法体系の問題点を
じっくりと追いかけて欲しいと思います。

No.40372 【A-18】

社食残飯を無許可処理=一般廃棄物、壱番屋が委託−ダイコー

2016-04-09 19:39:01 Dr.ゴミスキー (ZWl651d

 壱番屋の事案に関し、一廃か産廃か、色々な見解がある様子ですが、環境省の担当者は、たまたま、産廃業者への委託で処理している現状を踏まえ、今回の事案を産廃と判断した模様です。

  ところで、複数のマスコミが報道しているが、時事通信の報道内容を紹介します。

 時事通信 16年4月9日(土)
 社食残飯を無許可処理=一般廃棄物、壱番屋が委託−ダイコー

 廃棄食品を横流ししていた産業廃棄物処理会社ダイコー(愛知県稲沢市)が、カレー店を展開する壱番屋(同県一宮市)から社員食堂の残飯の処理を引き受けていたことが9日、分かった。ダイコーが許可を持たない一般廃棄物に当たるため、廃棄物処理法に抵触する恐れがある。壱番屋は「産業廃棄物と区別するという認識がなかった」と釈明している。
 ダイコーの大西一幸会長(75)や元従業員の説明では、ダイコーは週5日、壱番屋本社の食堂から残飯を回収。量は1回数十キロで、飼料として加工したという。
 大西会長は「引き受けなければ他の仕事を回さないと言われ、受け入れざるを得なかった」と主張。これに対し、壱番屋経営企画室は「担当者に確認したが事実ではない。残飯も微々たる量で、愛知県から『問題にはならない』と聞いている」と反論した。
  (4月9日(土)12時35分

No.40346 【A-17】

Re:ココイチ ビーフカツ廃棄物転売

2016-02-29 23:45:23 Nobby (ZWlcf60

Dr.ゴミスキー様

情報ありがとうございます。

環境省は次の再発防止策(案)を出しています。
1)電子マニフェストの機能強化
2)廃棄物処理業者に係る対策:透明性と信頼性の強化
3)排出事業者に係る対策:食品廃棄物の転売防止対策の強化
1)2)は対策にならないでしょう。今回の様な悪徳業者であれば簡単にすり抜けます。
3)しか対策としては有効でないでしょう。

また、壱番屋は再発防止策として下記を公表しています。
■ 製品そのままの形での廃棄は行わず、包材から取り出して、生産副産物として発生する堆肥
の原料に混ぜたりするなどの対応を行います。
■ やむを得ず製品の形のまま廃棄する場合は、当社工場排出の段階から産業廃棄物処理業者で
の処理まで当社社員が必ず立ち会い、確実に全量が処理されたことを目視確認します。
■ 本件発覚後、ダイコー株式会社との取引は即刻停止いたしましたが、新たな産業廃棄物処理
の取引先選定に当たりましては、十分慎重に行うとともに、取引後の処理状況等の点検につ
きましてもより実効性のある手法を研究検討してまいります。
http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?cat=tdnet&sid=1317717

2番目の対策が気になります。「やむを得ず製品の形のまま廃棄する場合」とはどんな場合でしょうか。
包材から取り出す時間がない? 人手がない? 場所がない? でしょうか。
こういった場合の対策として例外を認めてはいけません。なぜならば例外が常態化して、いつの間にか
対策にならない場合が多いからです。
私の勤める化学メーカーでは、不合格品を誤って出荷したケースがたびたびあります。
廃棄品と商品を同じ形態で保管しておいた場合必ず間違いが起こります。
(廃棄予定とか書いてあっても見落とす可能性があります)
転売の危険がないとしても店舗への誤出荷が起こる可能性があります。結果として顧客の口に入ります。

壱番屋は事件発生後迅速な対応をされており、批判するつもりはないのですが、M.H.さんが、「脇が甘い」
という表現をされていましたが、私は「詰めが甘い」と思います。

私が処分するとしたら、ドラム缶に包装容器から取り出したカツを入れ、他の廃棄予定のソースやカレー粉等
と混ぜてしまうでしょう。人手も手間もかかりますが、対策としてはこれしか無いと思います。

No.40336 【A-16】

ココイチ ビーフカツ廃棄物転売事案に関する中央環境審議会循環型社会部会(第12回→16年2月24日(水)開催)審議会資料

2016-02-24 18:41:41 Dr.ゴミスキー (ZWl651d

 本日(16年2月24日(水))、「ココイチ ビーフカツ廃棄物転売事案」に関し、中央環境審議会循環型社会部会(第12回)で審議されています。
 急遽、審議することにした様子です。

 事務方の説明は、産業廃棄物課長です。
 審議内容は、議題4です。
 その関係資料は、資料4−1〜4−3です。

 ところで、ご存知の方が多いとも思われるが、「No.40316 コンビニ廃棄物の処分委託について」という内容の問いがあります。
 http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=40316

 環境省ホームページ(審議会等開催情報)
 中央環境審議会循環型社会部会(第12回→16年2月24日(水)開催)審議会資料
 http://www.env.go.jp/council/o_info.html

 環境省 16年2月16日(火)
 (お知らせ)「中央環境審議会循環型社会部会(第12回)の開催について」の議題追加について
 http://www.env.go.jp/press/102098.html
  <追加議題> 食品廃棄物の不適正な転売事案について
 環境省 16年2月16日(火)
 「食品廃棄物の不適正な転売事案の再発防止のための環境省の対応について(案)」について(お知らせ)
 http://www.env.go.jp/press/102100.html

No.40314 【A-15】

Re:ココイチ ビーフカツ廃棄物転売

2016-02-08 21:50:51 筑波山麓 (ZWl7b25

追伸:
一言お断りしておきます。外資系企業の賛美、日本企業がダメということではありません。外資系企業でも種々の廃棄問題を起こしております。日本の企業でもご紹介した企業のようにコストと手間をかけて処理をしている企業もあります。

ただ、それぞれの国の気風・風土というものがあると思います。日本では、旭化成建材株式会社の杭の問題があったように、会社全体・業界全体が一つの方向に舵を切った場合、それを修正するのになにかの大きな社会を揺るがすようなキッカケが必要だと感じています。

実は、この杭事件を予兆する事件があったのですが、その際には、一企業の責任ということですべてが片付けられました。そして、今回の杭事件が起こりました。

ですから「脇が甘い」というような抽象的な論であれこれやっていては、臭いものに蓋となり、問題の原因・経過・改善の方向性が見えなくなると思っています。もっと、具体的な論議があればと思っています。

No.40313 【A-14】

Re:ココイチ ビーフカツ廃棄物転売

2016-02-08 21:18:19 筑波山麓 (ZWl7b25

私が勤務する某外資系企業なのですが、廃棄基準は厳しいの一言です。まだまだ、使用できる電気・電子機器、種々の装置・機器その他………………、すべて核心部分を粉砕して、完全に利用できない状態で業者に引き取らせています。日本の一部上場企業にいた頃は考えも及ばないほどです。一方では、廃棄基準に引っかからない廃棄物は、各責任者が、現状の荷姿のまま、業者引き取りをさせるケースもあります。

なべてリスクとコストを(マニュアルにしたがって)評価・考慮して、廃棄を行なっているようです。

日本の企業においては、その場の空気(職場環境)というものがあって、なかなか担当者の一存では廃棄方法その他を変えられないところがあると思います。一方、上司をコストと手間をかける必要を説明し、承認を得られる担当者がどれほどいるでしょうか?事件が生じ、問題になったのちに、それを単に「脇が甘い」の一言で説明することは乱暴ではないでしょうか?

参考になる記事がありましたので、ご紹介いたします。
http://netatyou.jp/wp-content/uploads/2016/02/49ee95737d8abd2d1a25d619b66bd805.png

このようにココイチを利用しており、度重なる監査でもまったく不正を見抜けなかったが、再利用できない処置をして廃棄していたとのことです。しかし、優良業者と思われる(と説明がある)ダイコーに廃棄を委託している日本の企業で、手間とコストをかけてこれほどの処置をすることに理解ある経営者・管理職・同僚・部下がどれだけいるかという問題もあると思います。現に、多くの大企業が事件に巻き込まれていたことを思えば、日本の企業においては、これほどの処置をしていた企業は少数派であったと思われます。

今後、このような事件が明るみに出たことにより、企業一般の理解も変わると思いますが、事件が起こらなければ、変わりようがなかったことも事実であろうと思います。

それから、廃棄物管理、廃棄物処理法のコンサル、セミナーを行っていますと自己紹介されている「M.H.」さんのプログにも上記記事と同様なことが書いてあります。できうれば、「脇が甘い」というような抽象的な表現でなく、自己のプログに誘導されるような書き方でなく、専門家として、ここでは具体的な意見をわかりやすく書いていただきたかったです。皆さんも、きっと耳を傾けてくださるのではないでしょうか!
(字数制限でここまで)

No.40309 【A-13】

Re:ココイチ ビーフカツ廃棄物転売

2016-02-07 15:34:26 Nobby (ZWlcf60

Dr.ゴミスキー様

ご存知だと思いますが、食品廃棄物は製造段階から出たものは産業廃棄物、流通段階、消費段階から出たものは一般廃棄物と分類されています。
http://www.env.go.jp/recycle/food/gaiyo04.html

ココイチの件は、産業廃棄物です。
マルコメの食品が流通段階で一般廃棄物として搬出し、堆肥等で処理していることになっていれば行政としても追っかけにくいでしょう。
(取引のある業者に聞いたところ、流通段階の在庫処分も袋入りは産廃で処理しているのが一般的らしいですが)
食品リサイクル法では廃棄物処理法等の特例措置があります。
http://www.env.go.jp/recycle/food/01_about/law_tokurei.pdf

今回の事件では、そもそも違法に横流しされている食品を流通させた卸売り業者や、それを買い取って販売した小売店等の責任が一番重いと思います。
(売れる市場がなければ横流しもできないわけですから)

No.40308 【A-12】

Re:ココイチ ビーフカツ廃棄物転売

2016-02-05 09:22:18 M.H. (ZWl3017

「『脇が甘い』は言い過ぎ」というお話がありますが、どう考えても甘いです。この問題は、廃棄物処理の問題ではなく、ブランドリスクの問題なのです。

今回の事件を受けて、各社管理を徹底され始めています。まぁ、できないところはしないままでしょうけど、今回社名が出たところも、まだ出ていないところも、ブランドを大切(壱番屋もそうであることに異論はない前提ですが)にする、名の通った会社はそれなりの動きをしています。

横流しはこれまでにもありましたし、外見上問題なさそうな商品を廃棄依頼するのに、気を使っている会社はこれまでにもありました。そんな会社は、それほど慌てていないです。

もちろん、行政が少々立ち入ったところで、事業者が毎年現地確認したところで、ダイコーの不正を見破ることはできなかったのは仕方ないでしょう。これについて、行政を責めることはできないと思っています。

問題は、不正を見破れなかったという点ではないのです。旧社名のホームページしかない、産廃ネットに情報登録していない、優良認定を取っていない会社に、あれほど横流しリスクの高いモノを、あり姿のままで委託していたのです。
もっと、委託先が十分に信頼に足るかどうかを、慎重に評価すべきだったのです。もっと他に、絶対安全だろう、という処理業者や、排出方法を選択することができたはずです。それも、工場からの大量排出です。中小企業からの小口排出ではないのです。脇が甘いと思いますが、どうでしょうか。

業者選びが大変なら、例えば、パッカー車でも手配すれば済んだ話だと思うんですが。無理な要求でしょうか?

No.40305 【A-10】

Re:ココイチ ビーフカツ廃棄物転売

2016-02-04 19:33:07 万田力 (ZWl3b51

Dr.ゴミスキー様

 ゴミスキーさんらしくもない悩みですね。
 単純に考えれば、ココイチの廃棄カツは業種指定から産廃にはなりそうもありませんが、これがウドンであるなら、業種指定に該当しなければ含水率の低い汚泥とされます。(ヨーグルト、腐った牛乳や豆腐も然り。ジュースなら廃酸又は廃アルカリ?。)
 カツの場合なら、ウドン同様汚泥と解されるコロモ、肉に含まれる脂肪(廃油)とそれ以外の固形分(産廃のいずれにも該当しないようなので一廃)で、これらは一体不可分ですので、産廃と一廃との混合物と言うことになるかもしれません。(事業系廃棄物と生活系廃棄物というような分類にしてもらえると楽なんですけどね。)
 但し、このカツはココイチの工場で作られたものとのことで、業種は企業としてではなく、事業所ごとに判断されますので、食料品製造業から廃棄されたものとして産廃になると思われます。
 なお、このカツを一廃とすると、自治体にはこのように一時に排出される多量の事業系廃棄物を処理する能力はないため、適切な処理(適法ではありません。あくまでも生活環境に悪影響を及ぼさないと言う意味です。)がなされるという前提で、産廃を管轄する都道府県あるいは政令市と一廃を管轄する市町村とが了解の上で産廃として処理されているようです。(ウィキペディアの「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」の項に問題点として、「廃棄物が行き場を失ってしまうため、…中略…違法を承知で黙認されている…後略」と記載されています。)
 ところで、ご案内の加藤行政書士の所見にある
> ちなみに「事業活動」には、自治体や学校、NPO、地域団体などの活動も該当します。
については http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=37198 のA4のような異論があることをご承知おきください。

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