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水銀電池 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

水銀電池

スイギンデンチ   【英】Mercury-used Battery  

解説

陽極に酸化水銀、負極に亜鉛、電解液に水酸化カリウム溶液を用いたボタン型の乾電池。小型で放電圧が長時間一定しており、寿命も長いという特徴を有した。

マンガン電池とアルカリ電池は、国内流通の8割を占めるもっとも一般的な乾電池で、以前は水銀を含んでいたが、マンガン電池は1991年に、またアルカリ電池は1992年から無水銀化を達成したため、その後、国内で生産される乾電池の中では、「水銀電池」が唯一水銀を含むものとなった。

メーカーは、水銀電池をはじめとする全てのボタン型乾電池を小売店から回収してリサイクルすることとした。

また水銀電池の約80%は補聴器用で、医療機器、測定機、カメラ、電卓、ゲーム機などにも使われていたため、国内各社は、まず補聴器用水銀電池を空気ボタン電池に切り換えるよう奨励し、1995年頃を最後に製造を中止した。

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