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非特定汚染源 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

非特定汚染源

ヒトクテイオセンゲン   【英】Non-point Source  [同義]非点源汚染源  面汚染源  面源 

解説

排出を特定しにくい汚染発生源。具体的には、道路の交通に起因する騒音等、屋根・道路・グランド等に堆積した汚濁、農地・山林・市街地などにおける落ち葉・肥料・農薬などを含み、汚染源が面的に分布し、風雨などによって拡散・流出して負荷の原因となる場合もある。非点汚染源面汚染源面源などとも呼ばれる。

下水道における雨水幹線の整備や農業用水の循環利用といった個々の対策が推進されつつあるが、汚濁発生源が広範囲でしかも負荷流出のメカニズムが極めて複雑であるという特性から、面源負荷量の定量化が難しく、これまで対策が遅れてきた。

面源負荷に関する既往の調査・研究資料の整理、負荷流出特性調査およびリモートセンシング等を利用した土地利用・面源負荷分布の把握を行うとともに、これらのデータに基づいて面源負荷量の解析並びに面源負荷削減対策の検討・評価が必要である。

なお、汚染物質の発生源には、工場などからの排水・排煙、家庭からの生活排水など排出を特定しやすい特定汚染源点汚染源)と、山林・農地や道路・市街地等からの流出水といった排出を特定しにくい非特定汚染源とに分類される。

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