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Lden 環境用語

作成日 | 2008.04.30  更新日 | 2009.10.14

Lden

エルデン   [同義]時間帯補正等価騒音レベル 

解説

時間帯補正等価騒音レベルのこと。容易に測定ができ、かつ、エネルギー積分により騒音の総暴露量を評価できる等価騒音レベルのひとつで、夕方や夜間の騒音に重み付けをして評価するもの。国際的に騒音の評価指標として主流となってきている。

日本では、2007年12月の「航空機騒音に係る環境基準について(環境庁告示第154号)」の一部改正により航空機騒音環境基準に用いられることとなった。航空機騒音の評価指標としては、従来はICAOの国際民間航空条約第16附属書をもとに独自の簡略化を行ったWECPNL(加重等価平均感覚騒音レベル)が採用されてきたが、2002年に成田国際空港でWECPNLの逆転現象が確認されたことを契機に、見直しの機運が高まった。

算出方法は、次の手順による。

まず、次式で一日ごとのLdenを算出する。

Ldenの算出式

(注)上式で、i、j、kは、各時間帯で観測標本のi番目、j番目、k番目をいう。

LAE,di とは、午前7時から午後7時までの時間帯におけるi番目のLAE

LAE,ej とは、午後7時から午後10時までの時間帯におけるj番目のLAE

LAE,nk とは、午前0時から午前7時まで及び午後10時から午後12時までの時間帯におけるk番目のLAE をいう。

また、Tは観測一日の時間(86,400秒)、T0 は規準化時間(1秒)をいう。

次に、次式により一日ごとのLdenをパワー平均することにより、全測定日のLdenを算出する。

Ldenのパワー平均式

(注)上式で、Nは観測日数、Lden,i は観測日のうちi番目の測定日のLden をいう。

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