気候変動対策方針【東京都】

2007年1月末から都が開始した「カーボンマイナス東京10年プロジェクト」の基本方針として同年6月に策定されたもの。今後10年間の都の気候変動対策の基本姿勢を明確にするとともに、代表的な施策を先行的に提起している。
具体的には、気候変動対策として、（1）企業のCO₂削減を強力に推進、（2）家庭のCO₂削減を本格化、（3）都市づくりでのCO₂削減をルール化、（4）自動車交通でのCO₂削減を加速、（5）各部門の取組を支える都独自の仕組みを構築──の5つの方針と主な取組が示されている。その中で、企業の二酸化炭素削減を強力に推進していく独自の仕組みとして、「大規模二酸化炭素排出事業所に対する削減義務と排出量取引制度の導入」があげられており、その導入を目指した検討が進められている。