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遺伝子組換体の環境中への放出に関する指令【EU】 環境用語

作成日 | 2003.09.12  更新日 | 2009.10.14

遺伝子組換体の環境中への放出に関する指令【EU】

イデンシクミカエタイノカンキョウチュウヘノホウシュツニカンスルシレイ   【英】Directive 2001/18/EC of theEuropean Parliament and of the Council of 12 March 2001 on the deliberate  

解説

2001年に採択されたEUの指令。1990年に制定された遺伝子組換体に関する指令を改定したもの。遺伝子組換体の環境リスクを管理することが目的であり、遺伝子組換体の放出(野外実験・市場流通等)前に定められた機関による承認を要するとしていた。しかし、1990年指令の下における遺伝子組換体の承認が思うように進まなかったため、厳格な要件のもとで承認を再開するため新指令の採択となった。

新たな指令では、遺伝子組換体の市場流通前に、より詳細な科学的評価が実施されることとなり、また、承認手続きの中で公衆協議が導入されるなど透明性が改善された。さらに市場流通後のモニタリングも義務付けられ、概況調査と併せて、長期的な影響の可能性も評価される。

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