一般財団法人環境イノベーション情報機構
日本沿岸の大型クラゲ、散発的な出現に 島根、京都、山形などで
【自然環境 野生動植物】 【掲載日】2006.03.17 【情報源】水産庁/2006.03.16 発表
水産庁は、平成18年2月25日から3月15日までの日本沿岸の大型クラゲ出現状況をまとめ、18年3月16日に公表した。日本沿岸では14年以降毎年、日本海を中心に大型クラゲが大量出現し漁業被害が発生しているが、17年は長崎県対馬沖への出現が7月8日と16年度と比較して1か月ほど早かったほか、はじめて太平洋側でも出現が確認された。
今回の公表内容によると、大型クラゲは日本海側の島根県、京都府、山形県、青森県などで散発的に出現報告が寄せられたが、太平洋側での出現報告はなかった。
また入網量も、京都府の小型底曳網で2月下旬に60個体が入網したケースがめだった程度まで減少した。
なお、大型クラゲ出現件数の減少を受け、水産庁では18年3月までで、この集計速報を終了する予定。【水産庁】