一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

イオン環境財団、「生物多様性 日本アワード」の優秀賞に味の素の活動など5件

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2013.09.20 【情報源】その他/2013.09.17 発表

 公益財団法人のイオン環境財団(理事長・岡田卓也イオン名誉会長)は、生物多様性の保全と持続可能な利用推進を目的に公募した第3回「生物多様性 日本アワード」の優秀賞を決めた。味の素が展開する「太平洋沿岸カツオ標識放流共同調査と一連の協働・普及啓発活動」など5件が選ばれた。10月29日の授賞式でグランプリを決定する。
 生物多様性 日本アワードは、生物多様性第10回締約国会議(COP10)が日本(名古屋市)で2010年に開かれるのを前に、2009年に同財団が環境省と始めた。2010年に創設した国際賞「生物多様性みどり賞」と隔年で交互に開催している。今回は日本の企業・団体などから計104件の応募があり、有識者らで組織する委員会が審査した。
 味の素の取り組みは、カツオ資源を見守って維持につなげることが狙いで、西日本の太平洋沿岸海域で放流調査を継続して実施している。解明されていない部分が多いカツオの回遊行動など生態についての理解を深めるため、南西諸島海域で調査を行い、2012年度には累計約500日間にわたる遊泳行動の詳細なデータの把握に成功した。
 このほか優秀賞には、利用されることが少なくなった日本の竹を製紙原料に活用し、全国に広がる放置竹林の課題解決を図る中越パルプ工業の取り組みも選ばれた。九州を中心に年間2万t以上の竹を使っている。ほかに東日本大震災に伴う津波で被災した田を復元したNPO(非営利組織)の活動、照葉樹林の保全、ネイチャー・テクノロジー研究が選ばれた。【(公財)イオン環境財団】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク