一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

EPA 船舶にも排水規制を導入

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2009.01.06 【情報源】アメリカ/2008.12.18 発表

 船舶排水による水質汚濁を防止するため、アメリカで、12月19日から、船舶に対して排水許可の取得が義務付けられることとなった。許可の対象となるのは、長さ79フィート以上の商業船(クルーズ船やタンカー等)。許可を取得せずにアメリカ領海を航行すると、法的な責任を問われ、停泊させられるおそれがある。
 この新しい許可は、沿岸警備隊のバラスト水管理・交換基準に組み込まれ、バラスト水、デッキからの流出水、シャワー・洗濯機・調理設備からの排水など26種類の排水について、技術や水質に関する基準が示される。検査、モニタリング、記録、報告なども義務付けられることとなった。
 なお、漁船は、バラスト水を排出しない限り、対象とならない。
 今回の措置は、これまで35年間にわたって、水質浄化法の適用を除外されていた船舶所有者や水運業者に対して、裁判所の判決に基づいて、許可の取得を求めるものである。対象となる船舶は、アメリカ船籍の商業船約6万1000艘、他国船籍の船舶8000艘に上る見込みである。【EPA】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク