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環境ニュース[海外]

カナダ環境大臣、環境問題の意思決定に伝統的知識が重要と強調

地球環境】 【掲載日】2014.12.24 【情報源】カナダ/2014.12.08 発表

 気候変動枠組条約第20回締約国会議(COP20)期間中の2014年12月8日、カナダのアグルカック環境大臣は、環境に関わる意思決定に伝統的知識を取り入れることの重要性について話し合うイベントを開催する。カナダはこの場で、野生生物の管理や渡り鳥の保護、絶滅のおそれのある生物種の回復など、伝統的知識を取り入れることで成果を上げた自身の取組を参加者らと共有するとしている。伝統的知識とは先住民の文化や共同体の中で受け継がれる知識を指し、科学と併せて用いることで、生態学的プロセスの理解や、科学研究の効率化、能力開発や学習の新たな機会になるという。カナダは、ホッキョクグマの個体数傾向の評価で伝統的知識を取り入れている唯一の国であり、科学に基づき、かつ先住民のホッキョクグマに関する経験に学んだシステムが成果を上げている。しかし、そうした成果を上げるには、初期の設計や準備の段階からデータの解析・解釈に至るまで、科学的プロセスの全段階を通じて先住民が効果的に参加するアプローチが必要だという。【カナダ環境省】

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