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環境ニュース[国内]

44公共事業での景観評価施行状況を報告 

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2005.06.02 【情報源】国土交通省/2005.05.31 発表

 国土交通省は平成17年5月31日までに、同省所管公共事業に対する景観評価システムの16年度試行状況をまとめ、公表した。
 公共事業の景観評価システムは、公共事業実施時に「景観整備方針」を策定し、これに基づき景観の予測・評価、改善措置を検討、事業に反映させる仕組み。
 15年7月に策定された「美しい国づくり政策大綱」でも、美しい国づくりのために必要な施策として位置づけられており、16年6月にはシステムの評価実施主体、評価内容、評価手続きなどの枠組みを示す「国土交通省所管公共事業における景観評価の基本方針」案がまとめられ、16年7月から国交省直轄事業の一部について、実際に景観評価が試行実施されている。
 公表内容によると、景観評価試行事業を行っている44事業のうち、「九頭竜川鳴鹿大堰事業」については、すでに景観評価の取り組みの全段階を完了。また「鬼怒川水系直轄砂防事業(大谷川床固群)」もすでに「景観整備方針」策定後の景観の予測・評価実施段階に入っている。ただし上記2事業以外に「景観整備方針」策定が終了しているのは、「八戸港外港地区第二中央防波堤事業(蕪島前面部)」、「別府港海岸保全施設整備事業(餅ヶ浜地区)」の2事業のみ。
 なお「九頭竜川鳴鹿大堰事業」の景観評価結果としては、鳴鹿大堰の景観全景が「景観整備方針」とほぼ整合しよく出来ているとされながらも、色彩の周辺環境との調和、付属品である照明のデザインに問題が残るとの指摘が示されている。また地域の歴史、風土、文化を踏まえたデザイン展開が重要であるとの視点が提言されている。【国土交通省】

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