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環境ニュース[国内]

神栖町の井戸2か所から新たにジフェニルアルシン酸検出を確認

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2005.06.08 【情報源】環境省/2005.06.03 発表

 茨城県神栖町の井戸水が有機ヒ素化合物・ジフェニルアルシン酸に汚染されている問題で、平成17年6月3日までに、新たに2か所の飲用井戸から低濃度のジフェニルアルシン酸検出が確認された。
 今回の2か所の飲用井戸での新たな汚染確認は、17年3月にA・B2つの高濃度汚染井戸のうち、B井戸から500メートル離れた地点1か所でジフェニルアルシン酸が検出されたことを受け、この汚染箇所から半径200メートル圏内の未検査飲用井戸63か所について調査を実施したところ、発見されたもの。検出値はヒ素換算で、1リットルあたり0.0019ミリグラムと0.0047ミリグラム。
 なおこの結果を受け環境省、茨城県、神栖町は、今回地下水調査を行った範囲の外周に新たなモニタリング孔を設置して地下水汚染監視を継続的に行うこと、この範囲の井戸水飲用自粛継続などの方針を決めた。
 ジフェニルアルシン酸は戦後製造されていない化学物質。神栖町には第二次世界大戦中に旧日本軍中央研究所と航空隊の神之池飛行場が設置されていたことがあるため、これらの施設との関連で汚染がおこったと推測されている。【環境省】

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