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環境ニュース[海外]

アメリカのエネルギー・スター、カナダでデビュー

エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2001.07.30 【情報源】アメリカ/2001.07.19 発表

 7月19日、クリスティー・ホイットマンEPA長官は、エネルギー・スター製品をカナダ市民およびカナダ企業に対して販売する旨を定める協定をカナダと締結したことを公表した。
 EPA長官は「エネルギー・スター・ラベルは、アメリカ―今ではカナダも―の消費者および企業が、エネルギーをより効率的に、経費を節約しながら使い、容易に環境保護に貢献できるようにするもの。カナダ天然資源省(Natural Resources Canada)と我々の新しいパートナーシップによって、カナダの消費者は、製品のエネルギー効率性を判断する簡単な方法を得られるだろう」と述べた。アメリカとカナダが、エネルギー効率に関して共通のクライテリアを設定したことにより、この協定は、エネルギー効率向上装置の世界規模での需要と供給を増加させるとしている。
 ブッシュ政権のエネルギー計画の一部として、ブッシュ大統領は、エネルギー・スター・プログラムの拡大を求めている。既に、30カテゴリー以上(コンピュータ、食器洗浄機、冷蔵庫、エアコンなど)の商品向けのラベルが登場しているが、EPAは、さらに、建物や製品(天井据付型扇風機、健康機器、食料品店など)の対象を追加する予定。また、EPAは、エネルギー・スター・ラベルが貼られている製品は省エネになることを周知させるため、今秋、国民意識向上キャンペーンをスタートさせるという。
 なお、2000年、アメリカだけで、エネルギー・スターは、1,000万台の車が道路から消えたのと同じくらいの温室効果ガスの削減をもたらした。今日までに、8,640億ポンドのCO2排出が、エネルギー・スターによって抑制され、2010年までに累積で600億ドル(7億2,000万円)のエネルギー費用を節約することにつながる。【EPA】

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