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環境ニュース[海外]

EUのWEEE指令・RoHS指令を国内法に転換

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2005.08.11 【情報源】フランス/2005.07.22 発表

 電気・電子機器の設計及びこれらの機器に由来する廃棄物の除去に関連するデクレ(2005年7月20日付け 2005-829)が、2005年7月22日の官報に掲載された。このデクレは、EUの廃電気・電子機器指令(WEEE指令)、電気・電子機器における特定有害物質の使用の制限に関する指令(RoHS指令)を国内法に転換するもので、分別収集の実施の枠組み、および適切な処理について定める。また、デクレは、生産者責任の原則についても定める。
 フランスでは、このようなゴミ(冷蔵庫、洗濯機、テレビ、パソコン、グリルパンなど)を1人当たり年間14kgも排出しており、この量は毎年4%増えている。家庭ゴミ全体と比べても、その増加ペースは早い。しかし、現在の処理方式は、危険物質を含むこれらのゴミに適合しているとは言えず、適切なシステムが求められていた。
 2005年8月13日から、市場に流通する電気・電子機器には、家庭ゴミとして捨ててはいけないと示したロゴをつけなければならない。
 また、生産者に代わり、分別された電気・電子機器の運搬や処理を担当する様々な組織が設立されている(設立中のものもある)。関係者(地方公共団体、協会、社会・経済界代表)との協議が終わり次第、当局は関連団体を認証し、システムが動き始める。
 消費者は、使用済み機器と同様の電気・電子機器を購入する際、販売店に使用済みの機器を無料で引き取ってもらうことが出来る。分別回収はデクレに示された条件で徐々に行われる(回収地点での回収など)。指令により決められた目標は、2006年末までに、1人当たり年間4kgの廃電気・電子機器を回収することである。
 なお、2006年7月1日から、電気・電子機器への危険物質の使用は、止むを得ない場合を除いて禁止される。【フランス エコロジー持続可能な開発省】

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