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環境ニュース[国内]

茨城県小川町の1養鶏場で鳥インフルエンザウイルスの抗体陽性を確認 県内29例め

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.09.05 【情報源】農林水産省/2005.09.03 発表

 茨城県小川町の7養鶏場で、平成17年8月30日にH5亜型のA型鳥インフルエンザウイルス(注1)の抗体陽性が確認された件に関係して、これらの養鶏場半径5キロメートル以内に設定された「移動制限区域」内の養鶏場を調べたところ、新たに小川町のホウトク農場(飼養羽数18万羽、密閉型鶏舎6鶏舎)についてH5亜型のA型鳥インフルエンザウイルスに対する抗体陽性が確認された。ホウトク農場でのウイルス分離の有無については現在検査を実施中。
 ホウトク農場に対しては、「開放型鶏舎については養鶏場内のすべての鶏を殺処分するが、密閉型鶏舎については殺処分の対象をウイルスが分離された鶏舎だけに限定し、抗体陽性が確認された鶏舎にも移動制限、継続的なウイルス分離検査などを内容とする農場監視プログラムを適用できる」とした新防疫対応案(注2)に基づき、措置がとられる予定。
 なお、ホウトク農場を中心とした半径5キロメートルの範囲内は新たに移動制限区域に設定され、この中にある養鶏場については感染がないことを確認するまでの間、当分飼養鶏などの移動が制限される。
 茨城県内で鳥インフルエンザウイルス抗体陽性が確認された養鶏場は計29。

(注1)鳥インフルエンザウイルスはたんぱく質の違いからA・B・C型の3つに分類され、A型ウイルスはさらにウイルスの表面に存在する突起上のH(赤血球凝集素)とN(ノイラミニダーゼ)に対する抗体の型で分類されている。HではH1〜15の15型、NではN1〜9の9型が知られている。
(注2)17年9月2日に開催された「食料・農業・農村政策審議会消費・安全分科会家畜衛生部会第15回家きん疾病小委員会」で了承された防疫対応案。【農林水産省】

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