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環境ニュース[国内]

UNEP、2006年FIFAワールドカップ組織委員会、ドイツ政府が環境協定を締結

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2005.09.28 【情報源】/2005.09.06 発表

 2006年にドイツで開催されるFIFAワールドカップを環境にやさしい大会とすることを目指し、UNEPと2006年FIFAワールドカップ組織委員会、ドイツ政府が協力協定に調印した。ワールドカップの準備段階及び実施段階で、こうした形で環境配慮がなされるのは初めてのこととなる。同大会では、「グリーンゴール」として、水、廃棄物、エネルギー及び交通という4つの分野について、環境負荷削減のための具体的な数値目標を定めている。
 今回の協定に基づき、UNEPは組織委員会に対して、技術支援や広報に関する支援を行っていく予定である。UNEPは、組織委員会が、テレビで放映される公共サービス広告を制作する際に、環境への取組みを促し、同大会の「グリーンゴール」プロジェクトに関する情報を提供すべく協力する。環境に関するメッセージは、大会中のスコアボードの他、公共交通機関やホスト都市の掲示板にも登場する予定だ。
 また、2006年初頭には、「スポーツイベントと持続可能な開発」をテーマとした2日間の会議が、ミュンヘンスタジアム(2006年FIFAワールドカップのオープニングゲームが行われる)にて開催される。ワールドカップの会期中には、「グリーンゴール」プロジェクトのためのスペシャル・デーが設けられ、記者会見やイベントなどが行われる。
 さらに、同大会は、「カーボン・ニュートラル」を実現する初めてのワールドカップとなる道を歩み始めている。ドイツサッカー協会は、インドのタミル・ナドゥにおける包括的な援助事業に50万ユーロ(6750万円)を投資。ワールドカップ開催に伴う交通量の増加によって、10万トンの温室効果ガスが排出されると予測されているが、まずは、このうちの3分の1を相殺する予定だ。組織委員会のシュミット氏は、ドイツサッカー協会の取組みが、他の団体にも同様の取組みを促すきっかけとなれば と期待している。
 なお、UNEPのテプファー事務局長は、初代グリーンゴール大使として、「グリーンゴール」プロジェクトの一躍を担うことになった。【UNEP】【ドイツ連邦環境省】


下記アドレス:UNEPプレスリリース

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